太田喜二郎邸見学会

兵庫県立美術館『リビング・モダニティ住まいの実験1920s-1970s』展 連動イベント

京都帝国大学の同僚で画家の太田喜二郎の自邸を藤井厚二が設計しています。2022年秋に保存修理工事を完了し竣工当時に近い姿に甦った太田邸と太田の作品を鑑賞していただけます。

◆開催日時

2025年9月28日(日曜日)
13時~ / 15時~

◆参加募集人数

各回10名

◆スケジュール

【13時~の見学】

  • 13時00分  集合・太田邸へ移動
    • 集合場所:
      京都市営地下鉄烏丸線今出川駅
      詳細は参加される方にのみお知らせいたします。
  • 13時15分~ 見学
  • 14時45分  解散

【15時~の見学】

  • 15時00分  集合・太田邸へ移動
    • 集合場所:
      京都市営地下鉄烏丸線今出川駅
      詳細は参加される方にのみお知らせいたします。
  • 15時15分~ 見学
  • 16時45分  解散
◆参加費

3,000円  当日現金にてお支払いください。

◆見学の解説
建物中田貴子、中田哲(保存修理の設計)
松隈章(㈱竹中工務店/(一社)聴竹居倶楽部代表理事)
絵画植田彩芳子(元京都文化博物館学芸員、立命館大学共通教育推進機構 教授)
◆申込み方法

下記の申込フォームよりお申込みください。

  • 複数名での参加を希望される場合も参加される方のお名前でお一人ずつお申込みください。
  • 申込多数の場合は、抽選とさせていただきます。
  • 申込締切:9月7日(日)
  • 9月8日~12日に申込いただいた方全員にメールで抽選結果を連絡いたします。連絡がない場合は下記問合せ先へ確認をお願いいたします。
  • ドメイン設定を解除して頂くか、または当倶楽部のドメイン『chochikukyo.com』を受信リストに加えていただきますようお願いいたします。
◆主催・問合せ

一般社団法人 聴竹居倶楽部 075-956-0030(平日9時~17時)


◆中田貴子・中田哲プロフィール

中田貴子
1978年生まれ。2015年に「好日舎」を設立。夫・中田哲とともに、住宅・店舗・福祉施設などの設計に携わり、伝統的な素材と現代的な感性を融合させた空間づくりを追求している。
京都芸術大学大学院〔通信制〕では堀部安嗣氏、横内敏人氏に師事し、建築の思想と美意識を深めた。
KITリカレント教育プログラム「ヘリテージアーキテクト講座」履修。古材文化の会、聴竹居倶楽部所属。

中田哲
1978年生まれ。北海道大学工学部環境工学科、京都建築専門学校卒業後、設計事務所勤務を経て「中田哲建築設計事務所」を設立。
京都芸術大学大学院〔通信制〕では横内敏人氏、堀部安嗣氏、伊藤寛氏に師事。
伝統的な素材や職人技を活かしながら、現代の暮らしに寄り添う空間づくりを得意とし、住宅・店舗・集合住宅などの設計を通じて地域に根ざした建築を実践している。
現在は京都建築専門学校の非常勤講師として教育にも携わる。古材文化の会、聴竹居倶楽部所属。

夫婦で設計を手がけた代表的なプロジェクトに、京都市上京区の「旧太田喜二郎邸」の保存復原がある。
洋画家・太田喜二郎のアトリエ付き住宅であり、建築家・藤井厚二が設計した唯一のアトリエ住宅。
昭和・平成期に暮らしのための改変部を、2年半にわたる調査と復原設計により建築当初の姿を丁寧に再現した。
古写真や日記、スケッチをもとに復原の検証を重ね、新旧の材の対比を意識した設計を行い、2022年には日本イコモス奨励賞を受賞。
文化財としての価値と現代の暮らしを両立させるこの取り組みは、二人の「文化と暮らしをつなぐ建築」という理念を象徴している。

◆植田彩芳子プロフィール

立命館大学 共通教育推進機構 教授、デザイン・アート学部・研究科設置委員会 委員。

東京大学文学部卒業、同大学大学院博士課程修了 博士(文学)。京都文化博物館主任学芸員を経て、2025年4月より現職。専門は日本近代美術史。担当した展覧会は、「太田喜二郎と藤井厚二」展、「舞妓モダン」展、「小早川秋聲」展、「生誕140年記念 石崎光瑤」展など多数。2016年第28回倫雅美術奨励賞を受賞。
2016年頃より近代京都の洋画家である太田喜二郎に注目して研究を続けている。