建築家・藤井厚二が京都大学で研究した環境工学の成果を生かし5回目の自邸として設計した「聴竹居」(1928年)は、日本の気候風土と日本人の感性やライフスタイルに適合させた普遍的な「日本の住宅」の理想形を提示しています。

「聴竹居」は、1999年に日本のモダニズム建築を代表するとしてdocomomo最初の20選に選定され、2017年には建築家が昭和時代に建てた住宅として初めて国の重要文化財に指定されています。