第14回 重要文化財「聴竹居」を1日たっぷり愉しむ会

兵庫県立美術館『リビング・モダニティ住まいの実験1920s-1970s』展 連動イベント

ゲスト:佐々木啓 氏 + 長田直之 氏

1時間半余りの見学では味わえない「住宅」としての「聴竹居」を感じていただけます。
ゆっくり佇む、スケッチする、写真を撮る、本を読む、歓談するなどして、季節を感じながら「聴竹居」での時間をゆっくり、たっぷり愉しんでください。
ミニ講話は、聴くだけでなく談話もたのしめるスペシャルな時間です。

◆開催日時

2025年10月11日(土曜日)
9時45分~16時15分(受付は9時30分~)

◆ゲスト

佐々木啓 氏
長田直之 氏

◆参加募集人数

15名 

◆スケジュール
  • 9時30分〜9時45分
    集合、受付
  • 9時45分~10時00分
    オリエンテーション
  • 10時00分~14時30分
    自由行動(出入自由)
    • ご希望の方は、当倶楽部スタッフの解説付きで「本屋」「閑室」「茶室」を見学いただけます。(10時~11時40分)
    • 昼食(聴竹居弁当・お茶付き)を用意しております。
  • 14時30分~16時00分
    ゲストによるミニ講話
  • 16時00分~
    ゲストを囲んで集合写真撮影
  • 16時15分
    解散
◆参加費

9,000円(昼食代・聴竹居オリジナル一筆箋を含む) 当日現金にてお支払いください。

◆ミニ講話の概要

『リビング・モダニティ住まいの実験1920s-1970s』展で考えたこと
20世紀に普及した戸建て住宅は、住み手の理想を色濃く反映した多様な暮らしを生み出してきました。こうした住まいが国際的に広がっていった1920年代から70年代に着目し、世界の建築家が手がけた「14邸」の住宅を中心に、衛生、素材、窓、キッチン、調度、メディア、ランドスケープという7つの観点から、モダン・ハウスの革新的な試みを紹介する展覧会「リビング・モダニティ住まいの実験1920s-1970s」が東京の国立新美術館(3月19日~6月30日)で開かれた後、9月20日から来年1月4日にかけて兵庫県立美術館にて巡回展が開催されます。https://www.artm.pref.hyogo.jp/

この兵庫県美展の関連イベントの一つとして、今回の企画展で「14邸」に選ばれ、唯一関西(京都)に現存する建築家・藤井厚二の自邸「聴竹居」に、アソシエイト・キュレーターを担当された佐々木啓さんと会場構成を担当された長田直之さんをお招きし、7つの観点から住まいを立体的に読み解く展示デザインの意図ついてお話を伺うことを通して、私たちの暮らしの礎を見直す契機とします。

オプショナル企画

ゲストを囲んでの懇親会(希望者のみ・事前申込要)

◆申込み方法

下記の申込フォームよりお申込みください。

  • 複数名での参加を希望される場合も参加される方のお名前でお一人ずつお申込みください。
  • 申込多数の場合は、抽選とさせていただきます。
  • 申込締切:9月23日(火)
  • 9月24日~30日に申込いただいた方全員にメールで抽選結果を連絡いたします。連絡がない場合は下記問合せ先へ確認をお願いいたします。
  • ドメイン設定を解除して頂くか、または当倶楽部のドメイン『chochikukyo.com』を受信リストに加えていただきますようお願いいたします。
◆その他

14時30分~のミニ講話には、当倶楽部スタッフ約5名が皆様と一緒に聴講いたします。ご了承ください。

◆主催・問合せ

一般社団法人 聴竹居倶楽部 075-956-0030(平日9時~17時)


◆佐々木啓 氏 プロフィール

東京工業大学建築学系助教(2019–24)、建築意匠・設計論を担当。東京工業大学建築学科卒業、スイス連邦工科大学チューリッヒ校派遣交換留学。『住居類型における組成事実からみた現代住宅作品』で博士号取得(東京工業大学)。共著に『コモナリティーズ: ふるまいの生産』(2014)、『いま語り継がれるカーンの霊気: ルイス・カーン研究連続講演会活動記録(2024)など。

◆長田直之 氏 プロフィール

建築家、ICU一級建築士事務所主宰。奈良女子大学工学部教授。福井大学工学部建築学科卒業(1990)。安藤忠雄建築研究所を経て、1994年にICU一級建築士事務所を共同設立。
文化庁新進芸術家海外留学制度により、フィレンツェ大学留学(2002–03)。第24回日本建築家協会「JIA新人賞」(2014)、中部建築賞住宅部門入賞(2015)、2023年度グッドデザイン賞(2023)など受賞多数。
数多くの個人住宅、集合住宅を手掛けるほか、展覧会の会場構成として、「artificial heart: 川崎和男展」(2006、金沢21世紀美術館)「米田知子 暗なきところで逢えれば」展(2014、姫路市立美術館)などがある。